はちみつレモン（サントリー）　1986年発売以来　軌跡

1986年に発売された、はちみつレモン（サントリー）は、はちみつとレモンを組み合わせた健康志向の缶入飲料健康志向の中で、圧倒的に評判が高い清涼飲料です。

まさしくヘルシー飲料のチャンピオンです。はちみつレモン（サントリー）は、健康志向のトレンドの取入や、ソフトドリンクに対する女性社員の感性の取入、徹底した原料収集、また、わかりやすいネーミングが、ヒットした要因だと言えるでしょう。

1986年に発売された、はちみつレモン（サントリー）は、蜂蜜とレモン果汁という天然感が受け大ヒットした。しかし平易すぎる商品名ゆえ、登録商標にできなかった事から、他社でも同名商品が乱立し、結果として共倒れに終わってしまった。

サントリー「はちみつレモン」シリーズ
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http://softdrinks.org/asd0402a/honey_lemon.htm

はちみつレモン（サントリー）は、1986年に発売後、さわやかな味と健康的なイメージから、むしろ夏場やスポーツ後の清涼飲料として人気が急上昇、1989年にブームはピークに達する。

この年の出荷量はサントリーフーズだけで1500万ケースという大ヒットとなった。予想外のうれしい誤算となったブームだったが、「はちみつ」と「レモン」という一般名詞を組み合せただけの商品名は商標登録を拒まれてしまう。

一般名詞化した「はちみつレモン」市場にはカルピスやポッカコーポレーションといった有名企業から無名の業者まで延べ百数社が参入するという激しい競争となった。

ブームはその後数年で収束し、数十社がひしめき合うという競争の激しさもあって、2000年にサントリーフーズは「はちみつレモン」を同社の主力果汁飲料なっちゃんシリーズに統合することでこの市場から撤退することとなった。この「なっちゃん　はちみつレモン」も2003年4月をもって販売を終了している。